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1000系電車細評 | ||||
▲TK001編成(1001+1031+1021+1051) | ||||
1000系電車 神崎鉄道から事業を引き継いで開業した東海電気鉄道が、それまで神崎鉄道が使用していた旧形電車を置き換えるために導入し通勤形電車。東海電気鉄道として営業を開始した1990年10月に運転を開始した、往年の主力車両である。 元をただせば、全車両が国鉄及びJRで使用されていた103系電車であり、JR東日本から4両10編成の計40両を譲り受け、自社仕様に改造したものである。登場当初から、各駅停車及び快速列車を主に使用され、特に朝夕通勤ラッシュ時には重宝されていた。 その後、東海電気鉄道が事実上の『倒産』状態となる事件が置き、増発用に増備されていた新型車両の大半が消滅した際には、売却されずに残った数少ない車両として、東海電気鉄道の会社再建を支えた。しかし、会社再建がひと段落し、再度新型車両の増備が開始されると、連日の酷使によって老朽化が進行し、故障が頻発していたこの車両が置き換えの対象となった。最終的には新1000形電車の登場に伴い、平成19年8月31日の運用を持って、全車が退役、廃車となった。 静態保存の1編成が復活へ… 神崎総合車両基地に保存されていたTK001編成だが、平成27年度に大規模修繕が行われ、動態保存へ変更された。翌年には車籍を再度取得して本線自力走行が可能となると、団体列車や臨時列車などに充当され、往年の活躍を彷彿とさせる爆走ぶりを披露した。尚、車籍取得に当たっては、車番を1200形(元の車番に+200され、1201+1231+1221+1251)と改番されたが、元の車番の方を前面に出す形となり、往年の姿をとどめている。 | ||||
車両性能 | ||||
種別 | 直流近郊型電車車両 | |||
車体寸法(mm) | 20,000 ×2,832 ×3,935 | |||
最高速度 | 100km | |||
電気方式 | 直流1500V | |||
保安装置 | ATC(列車集中制御装置) | |||
制御方式 | 直並列組合せ制御、抵抗制御、弱め界磁制御 | |||
ブレーキ方式 | 発電ブレーキ併用電磁直通ブレーキ (応荷重装置付) | |||
その他設備 | 座席:ロングシート 行き先表示:デジタル表示 | |||
営業開始 | 1990年10月22日 | |||
車両形式等 | ||||
編成番号 | 編成 | |||
TK001 | 1001+1031+1021+1051 | |||
TK002 | 1002+1032+1022+1052 | |||
TK003 | 1003+1033+1023+1053 | |||
TK004 | 1004+1034+1023+1054 | |||
TK005 | 1005+1035+1025+1055 | |||
TK006 | 1006+1036+1026+1056 | |||
TK007 | 1007+1037+1027+1057 | |||
TK008 | 1008+1038+1028+1058 | |||
TK009 | 1009+1039+1029+1059 | |||
TK010 | 1005+1035+1025+1055 | |||
平成18年11月より置き換えられたTK003,TK004,TK006,TK007,TK008の各編成が運用を離脱、廃車となり神崎総合車両基地脇の通称『解体線』にて解体された。 次いで平成19年4月にTK005,TK009が運用離脱,同年8月31日を持って残りの3編成が引退した。そのうちTK001編成はは神崎総合車両基地に静態保存。1002号車が神崎市内の『秋月記念公園』にて静態保存された以外は全車廃車解体された。 尚、TK001編成は前述のとおり、平成27年から28年にかけて大規模修繕及び車籍再取得が行われ、団体・臨時列車用ながら現役復帰している。 | ||||
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