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3100形電車細評 | |
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3100形電車は、JR東日本から引退した113系電車を譲り受けた車両。3連10本30両が在籍。 ■導入に関して 3両編成で運行されていた旧形車両を置き換える必要があったが、当時の東海電気鉄道は新しく車両を新造する事が難しい状況下であった。その中でも旧1000形などの車両の故障が頻発しており遅延や運休が多くなったことから乗客の不安と不満が募るばかりの状況が相次いだ。このことから車両の大量増備が急務の状態であったが新車購入予算では特定数の車両を増備する事が難しくなっていた。そのため、新しく車両を作って増備する計画を取りやめて中古車両を購入する計画へと変更された。同じ時期にJR東日本にて東海道線用として走り続けてきた113系電車が置き換えられ始めていた。その車両を見た東海電気鉄道経営陣は保安装置などの交換を行えばすぐに使用できると踏み、譲渡してもらえるよう依頼した。その結果、国府津車両センターに配置されていた車両の譲渡で話がまとまった。 ■113系電車からの改造点 JR東日本にて11連1編成を6両(クハ111+モハ113+モハ112+モハ113+モハ112+クハ111 *画像の編成順に併せている)に減車したものが東静車輌工業に運び込まれた。そのうちモハ113全車を制御電動車に改造、一方のクハ111は方転改造を行った。電動制御車化改造を行った車両については、種車である113系2000番台車に準ずる運転台部分を新たに製造して接合している。運転機器などの一部はJR西日本で廃車になった113系で使用されていたものを流用した。室内については3200形に準じた改造・整備を実施した。 ■運用面 3両編成という特徴を生かし、主に今坂線や青葉台線などの線区で運行されています。主に各駅停車に使用されており、朝夕ラッシュ時には、3連を2本つないだ6両編成で運行されています。 ■その他 旧形電車の一掃に貢献し、サービスアップに一役買った。しかしながら、3200形と共に3扉車のため他社線への運用に就くことが難しく、ほぼ東海電気鉄道区間専用車的な扱い。 しかし、老朽化が進行していることなどを理由として、東静高速鉄道3000形電車を購入の上で、置き換えられることが決まった。既に全車両が入線し、営業運転開始に向けて諸改造などが行われており、8月1日より随時運用を置き換えられて廃車された。 | |
車両諸元表 | |
種別 | 直流近郊型電車車両 |
車体寸法(mm) | 20,000 ×2,956 ×4,077 |
最高速度 | 100km |
電気方式 | 直流1500V |
保安装置 | ATC(列車集中制御装置) |
制御方式 | 直並列組合せ制御、抵抗制御、弱め界磁制御(CS12) |
ブレーキ方式 | 発電ブレーキ・電磁直通ブレーキ ハンドブレーキ |
車両形式等 | |
編成番号 | 3100(Mc)+3130(M)+3150(Tc) |
CC011 | 3101+3131+3151(元JR東日本113系電車) |
CC012 | 3102+3132+3152(元JR東日本113系電車) |
CC013 | 3103+3133+3153(元JR東日本113系電車) |
CC014 | 3104+3134+3154(元JR東日本113系電車) |
CC015 | 3105+3135+3155(元JR東日本113系電車) |
CC016 | 3106+3136+3156(元JR東日本113系電車) |
CC017 | 3107+3137+3157(元JR東日本113系電車) |
CC018 | 3108+3138+3158(元JR東日本113系電車) |
CC019 | 3109+3139+3159(元JR東日本113系電車) |
CC020 | 3100+3130+3150(元JR東日本113系電車) |
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