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3200形電車細評
3200形(旧3000形)電車について

300形電車は、JR東日本・JR東海から引退した113系電車を譲り受けた車両。4連6本24両が在籍していたが、現在は予備車を兼ねた動態保存用として4連2本が残っている。

■導入に関して
旧1000形電車(元国鉄103系電車及び自社発注車)の老朽化が進行している中、当時の東海電気鉄道は新しく車両を新造する事が難しい状況下であった。その中で旧1000形などの車両の故障が頻発しており乗客からの苦情が相次いでいた。車両の大量増備が急務の状態ではあったが新車購入予算では特定数の車両を増備する事が出来なくなっていた。そのため、新しく車両を作って増備する計画を取りやめて中古車両を購入する計画へと変更された。同じ時期にJR東日本にて東海道線用として走り続けてきた113系電車が置き換えられ始めていた。その車両を見た東海電気鉄道経営陣は保安装置などの交換を行えばすぐに使用できると踏み、譲渡してもらえるよう依頼した。その結果、国府津車両センターに配置されていた4連2本の譲渡で話がまとまった。その後、JR東海とも113系電車の譲渡を依頼、比較的近い静岡車両区に配置されていた車両(4連4本)を譲り受けることが決まった。

■113系電車からの改造点
基本的設備は113系時代から変わらないが、シートの交換及び一部車両のトイレ撤去などを実施した。譲渡調印後に東静車輌工業へ回送、諸改造(対応ATC装置設置などの諸整備)を行ってから入線した。湘南色のまま譲渡を受け、東静車輌工業に入場した際に現在の塗装へ塗り替えられた。この塗装は、旧1000形に採用されるはずだった塗装だが、初採用は3200形となった。

■形式変更
運転開始当初は『3000形』としていましたが、親会社となった東静高速鉄道の普通車両が3000形を既に名乗っていたのを受け、3200形に形式変更を行った。将来的には相互直通運転が計画されており、双方で形式が被る事を極力避けるため、東海電気鉄道の方が譲歩した形となる。
TK011編成だと3000形時代は3001+3011+3021+3051という形式番号だったが、3200形に形式変更の際に200を追加し、3201+3211+3221+3251という、現在の形式番号になっている。

■運用面
4両編成という特徴を生かし、主に春菜線や愛菜線などの列車本数が多い線区で運行されていました。主に各駅停車に使用され、朝夕ラッシュ時には、4連を2本つないだ8両編成で運行。時には快速列車としても運行され、一時代を支えていた。

■その他
旧形電車の一掃に貢献し、サービスアップに一役買った。しかしながら、同じく元113系である3100形と共に3扉車のため他社線への運用に就くことが難しく、ほぼ東海電気鉄道区間専用車的な扱い。運用面を見ると、朝夕ラッシュ時を中心に各駅停車の運用に使用されていて、閑散時には車庫などで『昼寝』していることも多かった。しかし、ついに2018年3月ダイヤ改正で全車が運用を離脱。予備車を兼ねた動態保存車両として2編成(TK011,TK012)が残される以外は、全て廃車対象となった。その後、その4連4本は東海電気鉄道線から去って行った。どうやら都名電鉄線へ譲渡された模様である。
車両諸元表
種別直流近郊型電車車両
車体寸法(mm)20,000 ×2,956 ×4,077
最高速度100km
電気方式直流1500V
保安装置ATC(列車集中制御装置)
制御方式直並列組合せ制御、抵抗制御、弱め界磁制御(CS12)
ブレーキ方式発電ブレーキ・電磁直通ブレーキ ハンドブレーキ
車両形式等
編成番号4両編成:3200(Tc),3210(M),3220(M),3250(Tc)
編成表
TK0113201+3211+3221+3251(元JR東日本)
TK0123202+3212+3222+3252(元JR東日本)
TK0133203+3213+3223+3253(元JR東海)
TK0143204+3214+3224+3254(元JR東海)
TK0153205+3215+3225+3255(元JR東海)
TK0163206+3216+3226+3256(元JR東海)
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